若者たち

 

今日は土曜日とあって、スメラ僧院は大勢のトルコ各地からの観光客で賑わっていました。

私は比較的早く入口に辿り着いていましたので、ぶらぶらしていたところ、突然、若者たちから片言の英語で声を掛けられました。どこから来たのか、ここにはいつ来たのか、トルコには何日いる予定か、トルコをどう思うか、などなど他愛のない質問でしたが、最後に「我々は同じ国に住んでいながら、イスタンブールから初めてここに来られた。日本ははるかに遠いのにあなたは来ることができた。だからあなたは金持ちで幸せだ」と言われました。そこで私は「あなた方は私よりずっと若いのにもうここに来ることができた。私はこんなに年をとってからやつと来ることができた。だからあなた方のほうが金持ちで幸せだ」と言い返しました。

記念に写真を撮らせてもらおうとカメラを向けると、どんどん仲間が集まってきました。

人懐こい若者たちでした。