アンベール城

 

ここアンベール城は、ジャイプールの街が建設される前に王城のあったところで、ジャイプールの中心部から北東へ約11kmの荒涼とした岩山にそそり立っています。

この岩山には既に11世紀から小さな砦がありましたが、1592年から、ムガール帝国と同盟を結んだラージプート族のマーン・スィング王によって大規模な築城が始められ、以後代々の王の時代に増築されて、現状の形に完成を見たのは、1727年にジャイプールに遷都する直前だったそうです。

岩山の麓から城の入口までは150mほどの急坂になっているため、ここではアンベール名物の象のタクシーを利用しました。

城内には、天井や壁に無数の小さな鏡をちりばめた鏡の間(写真下左)を始め、かつての栄華を物語る部屋などがあり、最上階からは、城の周りの景観を見下ろす、素晴らしい眺望が楽しめました。

下右写真で、坂を下る象タクシーの一団がお分かりになりましょうか? 画質が悪く申し訳ありません。