ガンジスの沐浴風景

 

早朝5時30分にホテルを出て、ガンジス川の沐浴風景を見に行きました。薄暗い中、沢山の人で賑わうベナレスの町です。

川沿いには無数のガート(沐浴場)がありますが、その中で沐浴客が最も多く集まるのが、市中心部のダシャ−シュワメード・ガート。昨日はガンガー女神のお祭りだったので、今朝も大勢の沐浴客が押しかけ、沐浴の準備を始めていました。

ここから手漕ぎのボートに乗り、まずは日の出を待ちました。

 

日の出は610分でした。その美しかったこと、まさに息を呑む思いでした。

 

さすがここは聖地、ガンジス川を横切る光の線がなんとも言えず崇高なムードを漂わせていました。

 

どうですか、左の写真、よく撮れているでしょう。フィルム写真なので、これ以上拡大できないのは残念ですが、実はこの写真、私が撮ったものではなく、たまたまツアーで一緒になった方から頂いたものなのです。

私の持っているコンパクトカメラではこうはうまく撮れません。その方のカメラは高級一眼レフでした。

 

 

 

 

日の出とともに人々は祈り始めました。人々は一体何を願い、何を祈っているのでしょうか?

現世に渦巻くカルマ()と、それによって生じるサンサーラ(輪廻)の中で、どんな来世を願っているのでしょうか?

ここで沐浴すれば、すべての罪が清められるという聖なる河ガンガー(ガンジス)。人々はここを最高の聖なる地と定め、次々と訪れては、天に祈りを捧げています。