タージ・マハール

 

ここはインドが世界に誇る観光スポットのひとつ、ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、愛妃ムムタージの死を悼んで造営した霊廟、タージ・マハールです。

1632年に着工し、完成まで22年の歳月と、天文学的な費用を要し、ムガール帝国の国力はこれを機に傾いていったそうです。

高さ5.5m、一辺が94mの正方形の基壇があり、その上に総大理石造りの高さ58mの廟堂が建ち、四隅には高さ42mのミナール(尖塔)が建てられていて、その左右完全対称のどっしりとした構えは。神々しいまでに周囲を圧倒しています。

また手前には、これも正方形の広い庭園があり、中央の池に廟堂が映るようになっていて、天上的ともいえる美しさを感じましたが、この美しい白亜の廟も、現在は大気汚染による劣化がかなり進んでいるようです。

なお、廟内には愛妃とともに、皇帝自身の棺もここに安置されています。

この日は参拝者や観光客が大勢いて、入場制限しており、門内に入るのに、20分あまりも行列して待たされたほどです。

下左写真は、ここに立てば、タージ・マハールを指で吊り上げているように見える、という場所で撮ったものです。果たして思惑通り撮れているでしょうか?

下右写真は、たまたま出会ったインド美人です。拡大できないのが残念です。