1日目

6月25日)

 

時起床、あいにく土砂降りの雨である。幸先悪し。出発の8時50分には小雨になったが、濡れた傘を持ち歩くのは嫌なので、妻に一緒に最寄り駅まで来てもらい、使った傘を持って帰ってもらう。

東武野田線、JRと2回の乗換えを経て、10時40分、成田空港第1ターミナルに到着。途中、常磐線の車内で、テロップを何気なく見ていると、日暮里〜三河島間が信号トラブルのため上下線とも遅れが出ている由。危うく難を逃れたというところか。

まずは北ウイング4階の手荷物託送所へ行ってスーツケースを受け取り、次いでE旅行社の担当者が待つG3カウンターに行き、チェックイン。

そこで渡された参加者名簿を見て驚いた。なんと、かつて1年間同じ職場でご薫陶を受けた大先輩S.T氏の名前があるではないか。

程なくご当人と会い、お互いにその奇遇を喜び合った。

ややあって、型どおりのオリエンテーションの後、手荷物検査を経て、出国審査所へ。閑散としているのに驚いた。やはりSARSの影響だろうか。

12時30分、BA−008便に搭乗。驚いたことにこのフライトだけはほぼ満席だった。イギリスはSARSに無縁と思われているからだろうか。

座席は前後左右とも狭く、窮屈だったが、幸い通路側の席だったので、何とかロンドンまでの11時間をしのぐことができた。

13時23分離陸し、2度の食事の間、目の前のディスプレイで映画を見たり、レシーバーで音楽を聴いたり、はたまた眠る努力をしたりで過ごし、ロンドンはヒースロー空港に着いたのは16時38分であった。

眠い! そのはず、日本時間ではもう午前1時に近い。

さて、ここで乗り継ぎの諸手続きを経て、BA−852便にてワルシャワへ向かう。フライト時間は2時間ほどであった。

ロンドン〜ワルシャワ間でも時差があり、今度は逆に1時間時計を遅らせた。なんか、行ったり戻ったりで、時間を無駄にしている感じだが、ロンドン行きの機内で隣席にいたカップルはイタリアまで戻るとのことだったので、それよりはましだろう。

この夜、ワルシャワ市内のホテルに着いたのは23時を回っていた。日本時間では翌日の6時過ぎである。旅装を解くのもそこそこに入浴し、0時45分就寝。長い1日を終えた。

 

トップページへ

次ページ