3日目

(824)

 705分起床。昨日と同じ場所で同じ朝食をとる。

 915分、専用バスで、まずはアイランドリゾートのセントーサ島に向かう。

 昨日訪れたマウントフェーバーからケーブルカーに乗り、地上60mからのシンガポール港の素晴らしい景観を観賞しつつ、行くこと約9分、太陽と美しい自然に恵まれた常夏の島に到着する。

 セントーサとはマレー語で、「平和と静けさ」という意味だそうだ。

 

 

 最初にケーブルカー・ステーションのすぐ近くにある世界昆虫館に入場する。

 世界中の珍しい昆虫のコレクションでは東南アジア一を誇るとか。
 特に美しい蝶類の展示には目を見張るものがあった。

 ここで蝶をはめ込んだペススタンドを土産に求める。

 

 

 少し歩いて、次にシンガポール開拓者博物館に入る。

 館内は、13世紀に遡り、シンガポール発展史上重要な役割を果たした開拓者らのギャラリーと、イギリス軍、日本軍による二つの降伏調印式の模様を描いた部屋に分かれている。

 他に第2次世界大戦の勃発から終戦までの記録をフォト・ギャラリーで再現していたが、やはり「マレーの虎」と言われて勇名を轟かせた山下奉文将軍の「イエスか、ノーか」と迫った時の、蝋人形による再現場面が印象的であった。

 

 

  更にモノレールに乗り、島の西端に位置する英国植民地時代の要塞、シロン砦へ。

 ここは第2次世界大戦中は日本軍の捕虜収容所として利用されていたとか。地下トンネル、弾薬庫、サーチライト投影室、7インチ砲や何台もの砲台がそのまま残されている。

 

 再びモノレールに乗ること約10分で、フェリー発着場に着く。乗船時間6分ほどで、本島のワールド・トレード・センター・フェリー・ターミナルに到着。
 両替所があったので、
S$の手持ちも少なくなっていた折から、両替しようと思ったが、時間がなかった。

 昼食は、シンガポールで最高級と言われるメイフラワーにて広東料理を味わう。味のほうはともかく、物凄く広く豪華な造りの店ではあった。

 さて、本日午後のハイライトは、約350種、7000羽に及ぶ熱帯産の珍鳥が集い、世界最大とうたわれる野鳥の楽園、ジュロン・バード・パーク
 20ヘクタールもの敷地に、人工滝あり、池あり、岩ありで、トラムカーが走っており、歩かなくても一周できるようになっていて、放し飼いの孔雀や、フラミンゴなど、結構目を楽しませてくれた。
 なかでも圧巻は
30分間ほどのバード・ショー。オームが自転車に乗っての綱渡りなどの曲芸に、野外観覧席は終始、感嘆と爆笑の渦であった。

                              

 

 最後に立ち寄ったのは、免税店のル・クラシック。入り口で海外旅行者であることを示す証明書を渡され、中に入る。
 特に買いたいものはなかったが、前前から欲しいと思っていたクロスのボールペンが目に入ったので、購入する。

 バスに戻ると、昨日午前中にプロの女性カメラマンが撮った集合写真や、スナップ写真を見せられる。もちろん購入の義務はないのだが、キャビネ版でよく撮れており、16S$(500)とまぁまぁであったので、7枚ほど買い求める。

 1730分、ホテルに帰着。1時間ほど自室で休息をとる。

 再びバスに乗り込み、プリマタワーの最上階にある回転レストランへ夕食に行く。今回は北京料理であった。

 食事が終わって、いよいよオプションで申し込んであったトライショー・ナイトツアーに出発。

 現地に着いたものの、まだ御者(?)が揃ってないとのことで、しばしマーライオン公園付近を散策した後、一人づつ自転車横に取り付けられた客席に乗りこむ。

 そして出発。インド人街のセラングーン・ロードを中心に正味30分ほどのコースを回る。
 風を切って進む気分は爽快ではあったが、端から見ている人のことを思うと、何となく面映い気がした。

  

 さて、ホテルに帰る道すがら、訪れたのはこれもシンガポール名物のひとつで、ブギ・ストリートと呼ばれるナイト・マーケット。

 ローカル・フードの屋台にテーブルが所狭しと並べられ、大勢の観光客や地元の人たちで賑わっていた。

 驚いたことに一時一人になったとき、太った中年男が寄ってきて、いい場所があるから行かないか、と誘ってきた。妻がいるから、と断ると、奥さん関係ないよ。分かりはしないよ、ときた。いや、すぐそこにいるんだ、と逃げるようにその場を離れる。

  


 
2215分、ホテル帰着。シャワーを浴び、テレビを見て、寝たのは23時15分であった。

 

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