値引き交渉

 

ウズベキスタンでは、値段の考え方、値引きの仕方が面白い。

例えば、単品で、5ドルのものは、交渉次第で、4ドル以下にはなるが、一方、ひとつ1ドルのものを、11個で10ドルにしてくれ、と頼んでも、これには絶対に応じない。

日本では、沢山買えば割安になるのは常識だが、この常識はこちらでは通用しない。何回交渉しても、押し問答に終わってしまう。

ひとつくらいおまけしても、売った方が徳だろうに、と思うが、彼らにはこの考えは通用しない。

押し問答の末、分かったことは、そういう売り方をしたら、ひとつを1ドルで買った人と不公平になるから、という考えに基づくらしい。

お国変われば、常識も変わる、ということであろう。