中国民俗文化村

 

深圳博物館を後にバスで30分あまり走り、次に着いたところは中国民俗文化村でした。

実はここは翌日の午前中に入る予定でしたが、時間的に余裕があるので、今日行ってしまって明日の朝はゆっくり出発したほうがいいだろうということになって、急遽向かうことになったものです。

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ここは、以前は民俗村と小人国に分かれていましたが、5年前に合併し、現在の姿になったとか。中国全土の主要施設のミニチュア版が広大な敷地内に散在しているところを2両連結の電動カートで周りましたが、所々で止まってはくれたものの、夕暮れ説明: 説明: cが迫っていたためか、かなりのスピードで走ったので、まるで走馬灯を見る思いでした。もうちょっとゆったり走ってくれれば、もっと見応えもあったでしょうが、いささか期待はずれでした。おまけに、園外には高層ビルが園を取り囲むように林立しているため、どうしても背景に入ってしまい、その点もやや興醒めでしたが、ともかく主なものを15枚のスライド写真でご覧いただきましよう。中国に行かれた方は思いあたる風景に出くわすのではないでしょうか。どうぞここをクリックしてください。

 

中国全土では、55の少数民族が住むといわれていますが、この文化村にはそのうち21の民族の民家や商店などが実寸大で展示されています。

今回は、そのうちのひとつモソ族の民家を見学しましたが、この民族はチベットからやってきて雲南省に住み、未だ母系社会形態を維持している結婚しない民族だとか。働き手は女性で、それぞれ家族単位のスペースを持ち、子供を育てますが、男たちは別棟で雑居生活を送っているそうです。

男女とも何人の相手と交際しても非難されることはなく、子供ができれば母親と祖母そして兄弟が育てるといういわば私生児です。父親という存在は無く母親の恋人という地位で、家族ではないので葬式にも出席できないとは、侘しい限りですが、割り切ればモソ族の男性は案外気楽で楽しいかもしれませんね。

写真は、左が女性の居間(肖像画はかつてのチベット仏教の指導者で1989年に謎の死を遂げたパンチェン・ラマ10世のものと思われる)、中央が同寝室、そして右が男性らの雑居棟です。

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