2日目

(8月30日)

 

7時起床。8時、2H$を添えてメインバッグ2個をドアの外に出す。

815分、義妹夫妻と待ち合わせ、B3の食堂で洋食ビュッフェの朝食。恥ずかしながら、取った分だけ食べられず、かなり残してしまう。決してまずかったからではないのだが----

910分、バスにて出発。皆が乗り込むのを待つ間、義妹は窓越しに洋品店で夏物衣類が安く表示してあるのを目ざとく見つけ、発車時刻を気にしながらも、あっという間に買って戻ってきた。その執念には感心してしまう。

例の女性3人組は、昨夜ホテルに着いた後、部屋には戻らず、そのまま買物に出かけ、結構掘り出し物を見つけた由。中でもロレックスのコピーが6千円で買えたとか。自分も買う買わないはともかく、疲れてさえいなければ出かけてみたかったが----

説明: hkk2-2午前中は、国際色豊かな一流店が立ち並ぶネイザン通りにて、まさに買物ツアー。我々としては、このぶん観光したかったが---

925分〜10時、メイド・イン・ホンコン港貨店に入る。

まずは宝石加工の作業現場を見学、不思議と男性が多かった。その後、売り場に案内されたが、目の色を買えて物色する奥様方が多い中、幸いにも、わが妻も義妹も宝石類を買う意思はなく、ただ時間つぶしに目の保養をしたのみ。

 

1010分〜40分、幸福革製品専門店。ここでも目の保養のみ。

1055分〜1130分、中国工芸品国貨公司。ここでは、土産用に麻地に刺繍をあしらった置物用クロスを両家と合同で30枚、値引き交渉の末、2万円(1099H$)で購う。初めて海外でクレジットカードを使用する。次いで子供用にキーホルダーを2個、27H$で購入する。

次いで、1140分〜1240分、Duty Free Shoppers にて買物。ここでは米ドルで老酒のミニチュアセット(6.2$)を、カードでオーデコロン3(540H$)を買う羽目になる。

さて、昼になったのでトンネルを通って香港島に渡り、四川楼というレストランにて昼食(12.5513.45)。文字どうりの四川料理の店で、卓数は10前後とこじんまりしているが、料理は香辛料をふんだんに使った、ピリッと刺激のある味で満足のいくものだった。ビールは大瓶1本で16H$であった。

写真屋による昨日の写真が早くも出てきて披露される。一人で写っている皿へのはめ込み写真は断り、全員の写真のみ、22千円で購入する。

昼食後、広州へ向かうべく、再び九竜へ取って返し、14時、ホンハム駅に到着、税関を通ってホームへ。

説明: hkk2-1列車はジーゼルカーで、座席は2号車の48号席に妻とともに割り当てられる。シンプルながら一応リクライニングになっており、ゆったりとしている。ただし、この軟座式の急行列車は観光客専用であり、地元民は硬座敷の各駅列車で、国境で乗り換え、単線のため幾度も待ち合わせを余儀なくされるため、広州まで行くのに、なんと12時間も要するという。なお、この直通列車は中国側の列車のみで、香港の列車は乗り入れを認められていない由。したがって乗務員はすべて中国人で、香港領内で列車から離れると罰せられるとのこと。

ここで、添乗員とともに大阪を出発したグループと合流する。

1435分、発車。程なく入国カードが配られ、記入を求められる。

1515分、中国領(羅湖駅)に入る。ここで香港の役人2人が降り、交代で中国の役人3人が乗り込んでくる。

それからの車窓からの眺めは広大そのもの。こんな広い国に戦争を仕掛けた馬鹿馬鹿しさに思いを巡らす。ただ、農村地帯で時折見かける家や農民の服装はいかにも貧しく、また電線も殆どなく、あってもせいぜい裸線1本であった。

1845分、広州駅着。入国手続きはスタンプも押さず、極めて簡単。まわりは我々日本人と似ていながら、全く別の言葉を声高に話す中国人ばかりで、何やら異様な雰囲気であった。

1915分、専用バスで出発。我々東京組は2号車で、ガイドには現地の黄さんという、大学で日本語を勉強中の若い男性が着いた。日本語は今ひとつだったが、顔は日本人に非常に近い感じであった。

広州は中国4番目の大都会とあって、さすがに行きかう車も多い。

説明: hkk2-31925分〜2030分、北園酒家という中華店の中国的情緒溢れる典雅な客室で、広東料理の夕食。ビールが飲み放題で、減るとすぐ注いでくれる。ただしアルコール分は1%なので一向に酔わない。

ここで例の女性3人組とも打ち解けて話すようになり、一緒に写真に納まったりする。

聞けば、3人ともM区にあるY診療所の助産婦さんとか。なかでもKさんは、私の行きつけの病院で以前働いていたとか。世の中狭いものである。

2045分、宿泊ホテルの白雲賓館着。2621号室を割り当てられ、2105分、入室。広い部屋、広いベッド、夜景や良し。目の前には広州一のホテル花園酒店が見える。使い捨てスリッパ、くしなどのほか、冷蔵庫もあったが、中は空っぽであった。テレビでは、なんと “Sound of Music” をやっていた。

シャワーの後、テレビを見て、2225分、就寝。

 

ホーム

プロローグへ

前ページへ

次ページ