6日目

(4月1日)


 パレンケ

 朝食後、バレンケ遺跡の見学へ。

 古代マヤ文明はアメリカ大陸における最も高度で洗練された文化であったといわれるが、その証拠の一つがこのバレンケであるとか。

 ちなみに、この遺跡は18世紀中ごろまでその存在すら知られず、鬱蒼としたジャングルの中に眠っていた由。

 左下の写真は、ピラミッド型の碑銘の神殿で、高さは23mある。
 ピラミッドの階段を登った神殿内部の床に地下に下りる階段があり、そこは王墓の部屋であった。
 石棺の上には、俗に宇宙人を描いたものだといわれる浮き彫りのある石板が載っていた。(右下写真)
 しかし、これは王の再生を願ったものというのが通説になっているらしい。

 

 バレンケ遺跡には、このほか天文台と思われる4階建ての塔のある宮殿(左下)や、小規模ながら独特の美しさをもつ太陽の神殿(右下)、十字架の神殿、葉の十字架の神殿、北の神殿群、伯爵の神殿などがあり、大自然の中で荘重な雰囲気をたたえている。

 ラ・ベンダ

 バレンケ遺跡を後に、一旦、ビヤエルモーサ空港に戻り、空港内レストランにて昼食後、バスで約20分走り、ラ・ベンタ野外博物館へ。

 ここは野外公園になっていて、そこかしこにラ・ベンダ遺跡から出土した巨人頭像祭壇、ジャガーを模った石のモザイクなどのオルメカ芸術の傑作が元の状態に近い形で置かれていた。
 園内には池やそれをまたぐ吊橋などもあり、緑に包まれた散策道が整備されていて、心地よい憩いのひとときでもあった。

  さて、ラ・ベンダの観光を終え、再びビヤエルモーサ空港に戻り、空路、北東のメリダ空港に着いたのは19時30分であった。

 メリダ市内のホテルに入ったのは20時10分になっていた。
 この後夕食をつり、本日の日程を終えた。

 

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