ブレーメン

 

3日目、ハンブルクからブレーメンにやってきました。ツアーバスで2時間弱の行程でした。

ブレーメンは、ドイツの北西、ヴェーゼル川岸に開けたドイツ有数の古都ですが、日本人にはグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」で、よく知られていますね。

ブレーメンは、リューベック、ハンブルクとともに今なお「ハンザ自由都市」を名乗っていますが、「ブレーメンの町が港を持っているのではない。ブレーメンが港なのだ」という市民の言葉がその誇りをよく表しています。

 

シュノーア地区

細長い道に赤いとんがり屋根の小さな家が立ち並ぶシュノーア地区。小さな古い街並み、それでいながら現代的な活気に満ち、好奇心を募らせるところです。

赤レンガ造りの聖ヨハネ教会の横からこの地区に入ると、骨董品、陶器、彫金の店やカフェ、レストラン、酒場などが軒を並べ、それぞれに凝った外観とウインドー飾りで独特の個性と雰囲気にあふれ、我々の目を楽しませてくれました。

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マルクト広場

市の中心のマルクト広場の周囲には沢山の歴史的建造物があります。

 右写真で左手にあるのが市庁舎で、市役所として業務を始めたのは13世紀ですが、貿易によって町が豊かになるにつれ、現在のような豪華な姿に増築されていったとのことです。

15世紀にはゴシック様式基礎建築が施され、16世紀には正面部分がルネッサンス風の建築様式に改装されています。

 右手の建物は聖ペトリ大聖堂で、天を指す二つの塔をもつこの巨大な聖堂は、11世紀にその基礎が築かれ、16世紀と19世紀の2度にわたる改造で今日の姿になった由。

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下左写真は、お馴染みのブレーメンの音楽家の像ですが、市庁舎の西側にひっそりと立っています。ロバ・犬・猫・鶏の、順におぶさった、例の泥棒たちを撃退したときのポーズですが、なぜかちょっと寂しげに感じました。

中央はブレーメンの平和と自由の象徴、ローランドの像です。建造は1404年で、片手に剣をかかげた直立の姿は、いかにも中世らしい趣ですが、その表情には厳しさは全くなく、冗談でも言い出しそうな明るい顔です。この像が立つ限り、ブレーメンの町は不滅だという、ロマンあふれる伝説もあるそうです。

右写真のエレガントな建物は、市庁舎の向かい側に立つ、シュッティングと呼ばれる建物で、16世紀に商人たちのギルド・ハウスとして使われたものですが、今は商業取引所として使われています。

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ベッチャー通り

シュッティングの左横の細い路地が、中世の街並みを表現したベッチャー通りです。

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書店・画廊・骨董品などが当時の面影で立ち並ぶ谷間のようなこの小路は、絶好のスーヴェニア・ストリートとなっていて、各国からの観光客で賑わっていました。

右写真は通りの入り口にある金色に輝く光の天使のレリーフで、下2点は小路の一角にある、正午の時を知らせる仕掛時計と、それを見守る観光客の姿です。

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