ジローナ

 

ビックを後に西に行くこと約70km、ジローナに着きました。ちなみにジローナはこの地方のカタルーニャ語読みで、スペイン語ではヘローナと読むようです。

ジローナはローマ人によって創始された町で、人口は75000とか。

昼食後、現地ガイドのマルガリータさんの案内で、旧市街を1時間あまり観光しました。

随所にアーチ式トンネルを配した迷路のような通路、歩けば石畳にコツコツと足音が響き、一方、川岸に並ぶ家々がカラフルに塗り分けられて川面に映っている様は、まさにイタリアの中世都市を思わせます。

また、ここにはかつてのユダヤ人居住区もあり、独特の雰囲気が感じられました。

 

そして最後の観光スポットが「天地創造図」のタピストリーで有名な大聖堂でした。

この大聖堂(カテドラル)は、18世紀に完成したもので、裏手にロマネスク様式の鐘楼が張り付き、内部の回廊もロマネスクの美しい景観が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかでも圧巻は、世界でも珍しい天地創造を描いたタペストリーです。12世紀頃のもので、全部刺繍によって天地創造を図案化しています。考古学的にも芸術的にも素晴らしいものとされ、色があまり褪せていないのも不思議です。

 

その後、ジローナを後に37kmほど北上し、フィゲラスのホテルに入り、第2日目の日程を終えました。

 

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