パ リ(1)

パリ市の面積は約 105 平方 km 1999 年の国勢調査時の人口は 212 5,246 人。 

セーヌ川の流れが街を 2 つに分けています。東京の山手線の内側説明: 説明: パリ地図とほぼ同じ面積のパリの街は、中央を東西に流れるセーヌ川によって二分されていて、北側を右岸(リヴ・ドロワット)南側を左岸(リヴ・ゴーシュ)と呼んでいます。セーヌ川にはシテ島とサン・ルイ島の 2 つの島、そして 36 の橋が架かっており、右岸の北には 130km のモンマルトルの丘、左岸にはパンテオン周辺のサント・ジュヌヴィエーヴの丘 65m がなだらかに続いていて、東西両端には、広大なヴァンセンヌとブローニュの森が広がっています。

 

パリは過去に3回(1969,1993,1997)来ていて、今回で通算4回目になるので大まかなロケーションは頭に入っており、やや気分的に余裕はあるものの、やはりこの町は何回来ても新鮮で魅力的です。

まずはオペラ座近くにある三越デパートにトイレ休憩を兼ね立ち寄り、ガイドのエミリアさんと合流後、ツアーバスに乗車し、パリ市内めぐり観光に出発しました。

それでは、今回訪れた観光スポットのうち、下車観光したところを、順を追ってご紹介いたしましょう。

エッフェル塔

最初に訪れたところはエッフェル塔のビューポイント、すなわち、一番よく見える定番の場所です。説明: 説明: paris2

 

エッフェル塔は、1889年のパリ博覧会のために造られた巨大な鉄の塔です。鉄製の高架橋の専門家であったギュスターヴ・エッフェルが設計したもので、設計者の名前がそのまま塔の名前になっています。

完成当初はパリの美観をそこねると批判も多かったようですが、今では観光客でいつも賑わうパリのシンボルになっています。ちなみに、高さは324メートルで、1階57メートル、2階115メートル、3階276メートルの3箇所に展望台があります。

14年前に来た時、1階のレストランで夜景を楽しみながら夕食をとった経験がありますが、なぜか、これまで最上階まで登ったことはありません。別に高所恐怖症というわけではではないのですが-----

ルーブル美術館

次に訪れたところは、ミロのビーナスサモトラケのニケモナ・リザなど名作の宝庫として知ら説明: 説明: paris3れるルーブル美術館。

かつてフランス王家の宮殿であったルーブル宮が美術館となって2世紀経ちます。所蔵作品約30万点を誇るルーブルは言わずと知れた世界でも最も規模の大きい美術館です。古代シュメール文明から19世紀半ばまでの世界の美術品約35千点が400もの展示室に並べられています。

ここを訪れるのは3回目ですが、これまでは中庭中央のガラス張りのピラミッドから階段を下りて半地下にある入口へ向かいつつ、入場できる感慨に浸ったものですが、今回はいきなり地下最下階の駐車場までバスで入り、そのまま階段を登って入口に向かうという経路で、いささか拍子抜けした感じでした。

古今の名作を間近に生で見られるのは、何回見ても見飽きることなく、やはり感激も一入です。

その上、今回のガイドのエミリアさんがベテランで、主な作品について非常に掘り下げた解説をしてくれたので、いっそう見応えがありましたが、予定の2時間はあっという間に過ぎ、後ろ髪惹かれる思いで出口に向かった次第です。

写真撮影は、彫刻のみノンフラッシュならOKでしたが、絵画はすべて不可ということで、撮れなかったのは残念でした。確か前回までは、絵画もノンフラッシュならOKだったように思いましたが-----

したがって、左のモナ・リザの写真はガイドブックからのコピーなのです。悪しからず。

セーヌ川クルーズ

ルーブル美術館での見学を終え、一旦、凱旋門の北側にある“MERIDIEN ETOILE”というホテルにチェックインし、部屋に荷物を置いた後、再び出発。途中、街なかのレストランでの夕食を経て、エッフェル塔近くの桟橋からバトー・パリジャンによるセーヌ川クルーズを楽しみました。

クルーズとは言っても、予約制でない1時間の気軽な航行です。

セーヌ川クルーズも、船会社は異なるものの、これで3度目ですが、38年前はマイクから流れる言葉は母国語のフランス語のみ、14年前はこれに英語とドイツ語が加わりましたが、今回は何とすっかり趣を変え、仏、英、米、独、西、伊、露、葡、蘭、ポーランド、日、中の13の言語を選べるレシーバーが一人一人に渡され、時代の進歩を感じました。

なお、航行したコースは下図の通りで東に向かって進み、サン・ルイ島の東端を回って折り返すというものでした。

説明: 説明: http://paris-kanko.com/img_seine/plan_croisiere_sansrepas.gif

船内は各国からの観光客でひしめき合っていましたが、運良く岸に面している窓側の席が確保でき、ガラス越しではありますが何とか写真は撮れました。ただ、シテ島にあるノートルダム寺院だけは逆サイドになるため、撮ることができませんでした。

それでは、窓越しだったため、よく撮れてはいませんが、船中からの眺めをスライドショーでご覧ください。

 

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