第1日目

(7/2)

 

成田 → タシケント

 

 午前1130分、成田空港第2ターミナルに集合。

オリエンテーションに続き、搭乗券が渡される。25H席、幸いにも通路側なり。

添乗員のS.S さんは小柄ながら、なかなか誠実みのありそうな若い女性で、ウズベキスタンは3回目とのこと。

参加者は16名で、みな首都圏の人ばかりで、ご夫婦が1組のみ。もう1組同姓の男女名のカップルがおられたが、これは父娘であった。母娘というのはよく見かけるが、父娘での参加は極めて珍しい。

ここで、一人の男性に、「野口さんでしたよね」と声をかけられる。なんと、昨年11月にラオスのツアーで一緒になったT氏だった。見知らぬ人ばかりの中、最初から顔見知りの人がいることは心強い。

 

各自、スーツケースを持って、アシアナ航空のカウンターに行き、荷物を預けた後、ひとり離れて、大スクリーンの前に座り、途中のコンビニで買ったサンドイッチを頬張り、腹ごしらえ。

 

頃合をみて、X線検査、出国審査を経て、A63搭乗口でしばし待機後、1313分、アシアナ航空OZ-101便に乗り込む。

このアシアナ航空というのは全く初めてで、どこの国の便かも知らなかったが、これは韓国便とのこと。アシアナではピンとこないが、これがASIANAであることが分かれば、なるほどと思う。さだめし、これはアジア航空ということになろうか。大韓航空が日本の日本航空にあたるとすれば、アシアナ航空は全日空に相当するということになる。

いずれにせよ、韓国のネーミングは大仰で事大主義そのものといってよかろう。

 

さて、1346分、経由地のソウルに向けて離陸。途中、ステーキがメインの昼食のサーブがあったが、今後を考え、軽く箸をつけただけで済ます。

1548分、ほぼ定刻にソウル・仁川国際空港に着陸。乗り継ぎのため、一旦X線検査を受けてターミナルビル内に入る。空港はとても明るく広く、かつ綺麗であった。

 

1710分、10分遅れで搭乗開始。今度はOZ-573便である。先ほどの101便はほぼ満席だったが、今回は割と席に余裕があり、占席率は65%とのこと。

 

今度の座席は30Aで、窓側であったが、2人並びだったので、あまり気を使わずにすんだ。これが3人並びだと、席を立つときなど不便この上ないので、ほかの通路側の空席を求めてすぐ移動してしまうところだが―――

1748分、仁川空港を離陸、一路ウズベキスタンの首都タシケントへと飛び立つ。所要時間は約7時間半とか。

離陸後、1時間ほどして夕食のサーブあり。メインはステーキかビビンバ。迷わず後者をチョイスしたが、なかなかの美味であった。

19時半、腕時計をウズベキスタン時間に合わせてあるものに取り替える。日本との時差は4時間なので、15時半に戻ったことになる。

これまでは同じ時計を現地時間に合わせて使っていたが、面倒なので、今回からもう一つ持ってきた次第。それに二つあれば、ひとつが電池切れになっても大丈夫という利点がある。

食事は、着陸1時間半前にももう一度サンドイッチのサーブがあり、2101分、飛行機は無事タシケント国際空港に着陸した。日本時間ではちょうど午前0時を回ったところである。

飛行機を降りたとき、夜なのにずいぶん暑く感じた。一方、月が黄色く大きく見え、とても綺麗だった。

バスでターミナルビルまで移動したまではよかったが、入国審査が長蛇の列だったのにはびっくり。自分の順番が来るまで30分もかかってしまった。

そしてターンテーブルでスーツケースを受け取った後は今度は税関に並ぶ。X線検査があるので、ここでも30分以上かかつてしまった。

 

ともあれ、スーツケースはポーターに任せ、若いガイドのミキさんの出迎えを受け、2235分、バスに乗り込む。

空港を出たところには大勢のタクシーの運転手がたむろし、またバスの周りには夜遅くというのに、大勢の子供たちが集まっていて、「Give me money!」と寄ってきたのには驚いた。

 

2252分、宿泊先のメリディアン・ホテルに到着。チェックイン手続きの間、ウェルカム・ドリンクが供され、エレベータ・ホールではウェルカム・ダンスのショーもあった。さすが今回のツアー唯一の5つ星ホテルのことだけはあった。

もつとも、このダンスは我々のためではなく、他の外国人グループの客のためであったようだが―――

 

やがて、部屋のキーを渡され、2320分、317号室に入室。旅装を解き、入浴後、ベッドに入ったのは午前1時近くであった。

(本日の歩数 8,958)



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