インド北部周遊

(1998. 10/3011/7)

 

北には世界の最高峰ヒマラヤ山脈が聳え、南はインド洋、ベンガル湾、アラビア海の3つの海に囲まれた悠久の大地、インド。「人類が生活するという夢を見始めた太古の昔から、全ての人間がこの地上にひとつの憩いの場所を見つけたとすれば、それはインドである。」と言ったのは、かの文豪ロマン・ローランですが、実に郷愁をそそる言葉ですね。

インドは1回行ってみて、すっかりはまってしまう人と、もう懲り懲りという人と両極端があると聞き、とりあえずは、デリー、アグラ、ジャイプールのいわゆるゴールデン・トライアングルにベナレスとカジュラホを加えたコースに決め、馴染みのE社の9日間のツアーに申し込みました。

といっても、これは6年前の話です。

従いまして、記憶も薄れてしまっているので、今回は「旅日記」という形式はとれず、そのエキスだけをご紹介する「旅の記録」に留まることをお許しください。

 

 周遊ルートは右図の通りです。

 デリーからベナレスまでは国内便のフライトで、以後はバスと列車で、時計回りに主要都市を巡りました。

図で見ると、都市間の距離は近いようですが、これは縮尺率が大きいためで、移動には思いのほか時間を要し、インドの広さを実感した旅でもありました。

 

下表が旅程の概要です。

 

観光スポットのうち、アンダーラインのあるものについては、クリックしていただければ、写真つきの説明文のページにジャンプしますので、適宜ご利用ください。

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なお、赤字は世界遺産であることを示しています。

 

日程

訪問都市

日程内容

1

東京
デリー

■午前、空路、全日空にて、バンコク経由、インドの首都デリーに向かう。

デリー泊

2

デリー
ベナレス
(サルナート)

■午前、空路、ヒンズー教最大の聖地ベナレス
■着後、釈尊が初めて説法を行ったサルナートへ。

  5〜6世紀にかけて建設された大仏塔ダメーク・ストゥーパ日本寺考古学博物館を観光。

■観光後ベナレスへ戻る。

ベナレス泊

3

ベナレス
カジュラホ

■早朝、ボートにて、聖なる河ガンジスの沐浴風景を観光。
■朝食後、バスにて広大な田園地帯を走り抜け、官能的なミトゥナ像の彫られた寺院群で知られるカジュラホへ。

カジュラホ泊

4

カジュラホ

ジャンシー

アグラ

■朝食後、カジュラホ観光。官能的なアプサラ(天女)や神々の彫像で埋め尽くされたカンダリヤ・マハデーヴア寺院などの寺院群を見学。

■観光後、バスにてシャンシーへ。

■シャンシーにて列車に乗り換え、アグラへ向かう。

アグラ泊

5

アグラ
ジャイプール

■朝食後、アグラ市内観光。皇帝が最愛の王妃の面影を世界で一番美しい建物に昇華させたという白亜のタージ・マハールや、3代にわたって皇帝の居城となったアグラ城など。

■午後、ラジャスターン州の州都、ピンクシティ、ジャイプール

■途中、アグラ近郊のムガール帝国時代、アクバル大帝一代限りに終わった幻の王都、ファティプール・シクリーに立ち寄る。

★夜はラジャスタン民族舞踊を鑑賞。

ジャイプール泊

6

ジャイプール滞在

■朝食後、風の音の聞こえる街、ジャイプール市内観光。ジャンタル・マンタル(天文台)、バラ色砂岩で造られた城壁と歴代マハラジャが居を構えたシティ・パレスなど。

■午後、自由時間。

  ( 旧市街散策、ホテルで休息 )

■夕刻、「チョンキー・ダーニー」(Amusement Park)にて遊ぶ。

ジャイプール泊

7

ジャイプール
(アンベール城)

■朝食後、王妃たちが宮殿の格子越しに熱いまなざしを注いだ風の宮殿を観光後、かつてカッチャワ王国の都が置かれ、栄華を極めたアンベール城を麓から象のタクシーで訪ね、観光。

■その後、バスにてデリーへ長距離移動。

デリー泊

8

デリー

■朝食後、デリー市内観光。ビルラ・テンプルとも呼ばれるラクシュミーナラヤン寺院インド門ラール・キラー(赤い城)、ラージ・カートフマユ−ン廟クトゥブ・ミナールなど。

■夜、空路、バンコク経由、帰国の途へ。

機中泊

9

東京

■午前、成田空港着。通関後、解散。



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